■沖縄・久高島沖縄県 久高島(くだかじま)女性の祈りが土地を護る「神の島」と呼ばれたところ。 島全域がご神域。節度をもってお参りを。 琉球王宮から日の出の方角に位置するため「神の島」と呼ばれる久高島。原始の自然が残り、島民は島の御嶽(うたき)に祈りを捧げ生活する。 古くから、久高島では女性が神に仕える「神女」として男性の漁の無事を祈ってきた。現在は休止しているが、12年に一度、午年に行われる神女就任の儀式「イザイホー」という大祭も存在した。今も神女しか入れない地も残り、まさに女性の聖地といえるだろう。 久高島は島全域が神域で、立ち入り禁止箇所も多数。島民の方に配慮して節度をもった行動を心がけ、静かに自然への感謝を祈ろう。 カベール岬 琉球の祖神アマミキヨが降り立ったといわれる聖なる岬。旧暦の2月に海女たちが豊漁祈願をする。周辺にはクバをはじめ貴重な植物が生育し沖縄の天然記念物に指定されている。 ウパーマ カベール岬の南東に位置する、島最大の砂浜。白砂が特徴的で、星の砂も見つけることができる。ただ、島のものを持ち帰ることは禁止されている。 神の島 久高島 | 南城市公式Webサイト http://www.city.nanjo.okinawa.jp/ 久高島フェリー 定期航路(定期船) 久高海運 http://kudakakaiun.web.fc2.com/ シマリタ http://www.shimalita.com/ 琉球の祖霊神の足取りを辿る。 もう一つの聖地巡礼へ。 東御廻り(あがりうまーい) 琉球の祖神が遷座した場を巡る。琉球王国が祭祀ルートにした由緒正しい巡礼です。 アマミキヨの旅を辿り 琉球の精神文化に触れる。 古来、沖縄は太陽の昇る方角を「あがり」と呼び、ニライカナイ(天国)があると信じてきた。そして、ニライカナイから祖霊神アマミキヨが降り立ち、住んだとされる場所を辿る旅が「東御廻り」。琉球国王が五穀豊穣と繁栄を祈願して巡り、広まったとされている。 あるところではガジュマルの根が岩を覆い、また、干潮のときに全貌を現す石碑も。古くから人々の信仰を集めてきた聖地は、どこも沖縄の自然の神秘を感じずにはいられない。往時の人々に思いを馳せ、心静かにお参りを。 ヤハラヅカザ 久高島の次にアマミキヨが降り立った地といわれる。満潮時には海水に浸り、干潮時にまた全貌を現す。 浜川御嶽 アマミキヨがヤハラヅカサに降り立った後、仮住まいをしたとされる。ガジュマルをはじめ自然が作り出す神秘的な空間に圧倒される。傍らにはヤハラヅカサへ下る階段が。 玉城グスク(たまぐすくぐすく) アマミキヨが築いたとされる城。巨石をくりぬいて作られた本丸門は東北東を向き、夏至と冬至には太陽光が差し込むそう。雨乞いの儀式を行ったとされる「天つぎあまつぎの御嶽」がある。 斎場御嶽(せーふぁうたき) 琉球国時代の最高の神職「聞得大君(きこえおおきみ)」の就任式を行ったとされる随一の聖地。中に拝所が点在しており、東側の拝所では海の彼方に久高島をのぞむ。 受水・走水(うきんじゅ・はいんじゅ) 西側に受水、東側に走水という2つの泉。各泉の傍らには田があり、ここから沖縄の稲作が発祥したといわれる。今も豊穣を祈る田植えの儀式が行われている。 垣花樋川(かきのはなひーじゃー) 東御廻りには指定されていないが、地域の人々の聖地として親しまれる、名水百選に選ばれた美しい湧水場。岩場が滑りやすいので、歩きやすい靴で訪れよう。 沖縄 世界遺産は東御廻り.com http://www.agariumai.com/ 奥武島(おうじま) かつて霊を弔ったとされる神聖な地。今も海の安全を祈る聖地が残されている。 東御廻りの後に、もう一足。海にまつわる伝説が残る島。 沖縄本島南の玉城にあり、本島と約100mの橋で結ばれている奥武島。車で5分ほどで一周できる、小さな島だ。 この地に残るのは海にまつわる伝説。海の神・竜宮神が宿る岩や、海の事故を救った島民へ感謝の意で贈られた観音像を祀る観音堂。今も海に近い生活を送る島民の心の拠り所となっている。 竜宮神 海の神・竜宮神が宿るとされる不思議な形の岩。島と海をつなぐとされる聖地で、ハーリー(海神祭)の際は船の漕ぎ手が安全を祈願する。干潮時には岩の近くまで行くことができる。 女性に縁のある聖地へ。ゆっくり心身を満たす旅。 パワーチャージの旅1 沖縄・久高島 / パワーチャージの旅2 長野県・戸隠 / パワーチャージの旅3 広島県・宮島 |